修復歴ありの車はやめたほうがいい？メリット・デメリットなどまとめ

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修復歴ありの車はやめたほうがいい？メリット・デメリットなどまとめ

修復歴ありの車はやめたほうがいい？メリット・デメリットなどまとめ

修復歴車とは

中古車を探していると「修復歴あり」という表示を目にすることがあると思います。

「修復歴あり」とは、いわゆる「事故車」のことです。

おそらく、「事故車」「修復歴車」からくるイメージとしては、「不具合がある」「縁起の悪い」「やめとけ」ではないでしょうか。

では、実際はどうでしょうか？

結論は、軽度の修復歴車であれば、問題ないことがほとんどで、お得な買い物になることが多いです。

イメージが先行して、「怖い」と後ろ向きになりやすいのが、修復歴車ですが、正しく理解して向き合えば、中古車購入で自分の最適解になる可能性は十分にあります。

こういった事実を車屋、プロは知っているので、逆に修復歴車を安く仕入れて、乗っている車屋さんもいます。

万が一、乗っていて何か問題が生じても、修復歴車と因果関係がない場合が多いでしょう。

■修復歴車のメリットは、価格が割安。
■逆にデメリットは、売却時のリセールが悪い（売却額が割安）

ちなみに、こんな方に修復歴車は向いています↓

・中古車を安く買いたい
・10万キロまで車を乗る。廃車まで乗り続ける

今回は、修復歴についての定義と、メリット、デメリット、購入にあたっておすすめの人などはまとめてみました。

「修復歴」の正確な定義とは

修復歴について、少し解説してみます。

修復歴とは、車の骨格（フレーム）部分にダメージを受け、それを修理または交換した経歴がある車ということになります。

どんなに、バンパーや、フェンダーなど外から見えるパネルが、ボコボコでも、それだけでは修復歴ありとはなりません。

あくまで骨格部位への影響で判断します。

骨格部位とは、大まかに8つの部位に分かれています。

一般財団法人日本自動車査定協会（JAAI）や自動車公正取引協議会が定める基準では、以下のようになっています。

■フレーム（サイドメンバー）
■クロスメンバー
■インサイドパネル
■ピラー（柱）
■ダッシュパネル
■ルーフパネル
■トランクフロアパネル
■フロアパネル

（イラストを参考：一般財団法人日本自動車査定協会（JAAI）より）

修復歴車のメリット・デメリット

修復歴車のメリットとデメリットをみてみましょう。

【メリット】
✅ 購入価格が大幅に割安。これが圧倒的なメリットです

修復歴ありとなるだけで、同じ車種・年式・走行距離の車と比較して、販売価格が通常の20%〜50%程度安くなる傾向があります。

予算を抑えてワンランク上の車種に乗りたい方にとっては魅力的な選択肢です。

修復歴車は割安になるため、通常では手の届かない車、例えば人気のある車、新しい年式や少ない走行距離の車も手の届く範囲に近づきます。

【デメリット】
✅ リセールが悪い。これが最大のデメリットです。

修復歴があると、購入時は安く買えます。そのかわり、売却時も同じように安くなります。

車を1～3年で乗り換えるし、リセールが悪くなるのは嫌！という方には、むいていません。

✅ 重度の事故車、修復歴の場合は、走行や機関に影響が出ることもある。
これは、骨格部位だけに限りませんが、重度の修復歴を抱えている場合は、他の機関にも影響がでていることもあります。修復歴車を買う場合には、その程度。どの箇所が修復歴車として認定されたかを確認するようにしましょう

修復歴車（事故車）が向いている人

修復歴車が向いている人をまとめてみます。

こんな人は、修復歴車がむいています。

■中古車を安く買いたい

修復歴車は価格が落ちます。なので、とにかく安く買いたい方には、修復歴車はおすすめです。
ただ、最初に走行や機関に不具合がないかは、販売店のスタッフに確認しましょう

■車を廃車まで乗り切る。10万キロまで乗る予定の人

修復歴車のデメリットは、リセールが悪い点です。

ですが、車を廃車になるまで乗ろうと思っている人や、走行距離10万キロまで乗る人には、リセールはあまり関係なくなります。

なぜなら、たとえ修復歴があっても、10万キロまで乗っているとか、廃車寸前まで乗るなら、売却費用は、修復歴の有無は関係なくなります。

なので、短期間で車を乗り換えしない人には向いているといえます。